7月26日 あきらめたくないんです。 [入院日記]

朝から、痰が出せなくて苦しいミー

酸素の数値が98からだんだん下がって88・87

ナースコールをして看護士さんを呼び痰を引いてももらう

 

ベットの角度を下まっすぐにしようとすと

ミーはわかったかのようにキョロキョロ吸引機の準備する看護士さんを

おびえたように見る。

 

「ミーさんごめんね。」と言いながら痰を吸引

苦しがるが、取らなければもっとぐるしくなるので

取らなければいけない。

 

何度か鼻から管を入れて痰を取りだす。

 

朝 食事をさせようと、ヨーグルトを食べていた。

その 時ごろごろ 咳と痰が絡み

酸素数値が下がってしまった。

 

すぐに 口の中のものは 出させたが のどの奥

扁桃腺の裏側に飲み込もううとしていた物が痰と絡んで残っていた。

 

咳をするたびに見え隠れしていてそれを吸引してもらうと

ナースコール。

口の中のヨーグルトや痰が引かれてきた。

 

今まで 食事が取れずに点滴

維持液500ミリリットル一日の栄養素として投与され

それのみがミーの食事。

 

私はミーが最初に倒れた時

あまりの痛さに気を失って倒れた時(5月10日)から

傍で付き添い 一緒に寝起きしている。

 

意識のないなか、ずっと話しかけ、呼びかけ意識が戻るまで

傍に付き 、 話せないミーに 話しかけ声の出し方

舌を使って飲み込む方法を何度も繰り返し話し

お口のケアするたびに、スポンジの歯ブラシで舌を左右に動かしながら

のどの奥に丸まってしまう舌を少しでも前に出してもらい物を飲み込む事が出来るように

何度も何度も繰り返し 

 

 

声をかけながら伝えて ・・・

ミーのも少しずつ理解してくれたかのように

 

一人で口をあけて、舌を動かしたり

声を出して喉を動かすよう伝えると

夜中でも目が覚めると口をあけて、「ぁっ”」「あ」「あ~」

練習してくれた。

 

「み~凄い!!」「出来たね。声が出せたね。」

「頑張ってくれてありがとう」「お母さんの話しわかってくれたんだね。」

そう 声をかけると 笑顔をかえしてくれていました。

 

そんなことが・・・・

 

これでで3回目

最初から食べ始めるまでミーは毎回

よくがんばってくれています。

 

今回も ガンバってくれています。

でも 回数が進むたびに ミーの病状は

どんどん 悪化してるということ。

 

看護士さんに先ほども言われました

「夜間は看護士も手薄になり すぐにはこれない こともありますから 

 ミーさんが欲しがってもなるべく控えていただいた方がいいです。最悪の事がある可能性もありますから。」

 

食べさせないようにということでしょう。

確かに 完全にの飲み込みができるわけでは、ないので

以前よりも 詰まらせる事もありました。

 

でも 今この状態で 食べさせることを止めるのは

「あきらめろ!」と家族に言ってるのと同じこと。

 

一部の望みでも それにすがりたい一心で食べ物を与えているのに

 

今のミーは、手も足も腰もかすかに動きます。

 

 動かせないのは筋力が寝たきりで点滴だけで

何度も癲癇のような痙攣を起してしまい

少ない体力をすべてなくしてしまって

いま ぎりぎり顔が少し動かせる状態で

首も自分では固定できない

まるで 新生児(首の据わらない赤ちゃん)と一緒です。

 

そんなミーだからこそ 体力をつけたい。

少しでも 自力で座る事が出来るくらいにまでしてあげたい一心なのです。

 

無茶かもしれません

気づいた時には、末期がん(非小細胞線がん EML-4ALK融合遺伝子陽性で切除不能な進行がん)で

脳や骨にも転移して 手術も出来ない状況だったのです。

 

ミーを最後に  自分が今までの人生でやり残したことを

少しでも、一つでもかなえらる事が出来たら・・・・

 

そのために この病院に転院して治療を始めたのに・・・・

 

何も出来ないまま病院のベットで最後を迎えさせたくない

一心でずっと支えてきたのに。

 

勝手かもしれませんが病院だから

緊急に対応してくださると信じて

この子にせめて体力をつけ

車いすに乗れるくらいにまで出来たらミーの思いを一つでも二つでもかなえてあげるのではないか?

 

それまで 病状が悪化しないことを祈りながら 一口一口 祈りながら口に運んでます。

 

完治を望んではいません

それは気持ちとしてあっても

無理なことだとわかっています。

 

でも 少しでも ミーが自分で思い残すことの無いように

できたら・・・・・

 

そのために 少しでも希望があれば その選択肢にかけてきました。

 

今 その途中なんです 

あきらめたくないんです

 

昨日 今まで ずっと拒んできた尿管をミーに

つけていただきました。

 

2日間続けて、尿を出さずに 夕方にはおなかがパンパンに張って

おなかにふれると痛がり、それでも尿を出したがらずに

「でないの?」聞くと

「だぁ~せな~」言葉がはっきりしないながらも

応えてくれたのは、自力で出せなくなっていました。

 

一時的に管で出すと 1000ml以上も・・・

出したあとは、お腹がスッキリ!!

ポッコリはなくなっていました。

 

いくら ミーが 以前に嫌だと言ってたとしても

自力で出せない以上 

つけて出してあげなければ、このままでは膀胱も腎臓も

よけい 苦しくなってしまいます。

 

ミーごめんね。

本当はつけたくないけど・・・お母さん最後まで

拒めなかった。

 

ミーの苦痛少しでも 取り除いてあげたい・・・

ごめんね ミー。

 

 

 

 


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SN3Q0020.jpg

お気に入りのパジャマで!!

SN3Q00250001.jpg

2012/08/02

14:01  病院で・・・・

 

大好きな お気に入りの ピクルスと↑

一緒に8月6日天国へ旅立ちました。

 

前日まで 棺の中では眠っているかのような安らかな寝顔を見せてくれました。

争うこと。恨むこと。嫉むこと嫌っていたミー 最後まで 誰にも愚痴を言わずにいってしまいました。

ミーが残したメモ 日記 走り書きには 治療で頑張ってきたミーの姿が残っています。

 

そして大事な人たちへのメッセージものこしてくれました。

最後まで頑張ったミーを少しでもわかっていただきたくて 更新しました。

 

ミーは、これからは 痛みも お腹のすくこともありません

ゆっくり眠れます。 ミー安らかに 眠ってね。

私の大切な宝物。消えかかる時間の中での記録です。

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